ニュース 医薬 作成日:2020年4月13日_記事番号:T00089378
日立製作所は10日、グループ会社の台湾日立亜太(台湾日立アジアパシフィック)が、台湾の三顧(メタテックAP)やその他複数のファンド・有力企業とともに、再生医療用細胞の製造・販売を行う合弁会社を設立することで合意したと発表した。日立製作所によると6月に設立予定で、2021年に新竹県竹北市の新竹生物医学園区で工場に着工し、23年に完成、24年から再生医療用細胞の製造を開始する計画だ。日立は、日立神戸ラボ(神戸市)で開発した同細胞の自動培養技術の合弁会社への供与を検討している。
合弁会社は、日立グループの技術、ソリューションとメタテックの強みを掛け合わせることで、国際基準を満たす再生医療用細胞のアジアにおける主要な生産拠点となることを目指す。
メタテックは、台湾の医療関連企業との強固なネットワークを持ち、再生医療向けの細胞シートに関する技術などの専門的技術を提供するビジネスを展開している。台湾では2018年に「特定医療技術検査検験医療儀器施行・使用管理弁法(特管弁法、特定医療技術検討検査医療器械の実施と使用管理方法)」を定めて、患者が再生医療を受けやすい環境が醸成されている。
メタテックは、1998年に電子部品の代理店として設立。その後、再生医療を中心とする医療分野事業にも参入し、17年には食道および膝関節軟骨細胞シートなどの修復技術を活用した事業を開始した。
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