ニュース 社会 作成日:2020年4月13日_記事番号:T00089379
11日に予定されていた台湾プロ野球の開幕戦は、あいにくの雨で中止となったが、12日に台中市で行われた中信兄弟(チャイナトラスト・ブラザーズ)対統一セブン-イレブン・ライオンズのカードは天候に恵まれ、1日遅れで無事今シーズンの戦いがスタートした。蔡英文総統も自宅でこの試合をテレビ観戦する姿を写した画像をフェイスブック(FB)に投稿。「野球を愛するファンの皆さん、プロ野球の開幕です。プレーボール!」と書き込んだ。
蔡総統も観戦した開幕戦の様子は、日本、韓国などの海外メディアにも取り上げられた(蔡総統FBより)
先日本欄でもお伝えした通り、台湾プロ野球リーグ、中華職棒球大聯盟(CPBL)の開幕戦は11日に桃園市の桃園国際棒球場において楽天桃猿(楽天モンキーズ)対中信兄弟のカードで行われる予定だった。
しかしこの日、桃園市は大雨に見舞われ、試合実施が不可能となり、さらに12日に同じく桃園国際棒球場で予定されていた楽天モンキーズ・対・富邦悍将(富邦ガーディアンズ)の試合も前日の雨で会場コンディションが悪く、順延となった。このため同日午後5時すぎから、台中市の台中洲際棒球場(台中インターコンチネンタル野球場、台中市北屯区)で行われた中信兄弟対統一ライオンズの試合が開幕戦となった。
新型コロナウイルスによる混乱が広がる中、無観客で行われた開幕戦は、昨季まで日本のソフトバンクに在籍したアリエル・ミランダ投手が中信兄弟の先発に登板し、5回を3安打1失点に抑える好投を見せるなど投手戦となった。試合は1対1のまま延長線に突入し、十一回表に3点を加えた統一ライオンズが今季初勝利を収めた。
蔡総統はこの日、自宅のテレビの前でソファに座り、スナック菓子を食べながら愛猫の「想想」とともに試合中継を観戦する自身を背後から撮った画像をFBに投稿し、「プレーボール」の言葉とともに「一丸となって感染防止に努めたことで世界に先駆けてプロ野球を開幕させ、再び台湾に世界の注目を集めることができた」と書き込んだ。
その上で火曜日から日曜日はテレビのチャンネルを野球中継に合わせ、共に台湾野球を支えようと訴えた上で「新型コロナウイルス感染症の流行が収まったら球場で会いましょう」と呼び掛けた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722