ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

《新型肺炎》1時間以内に新型コロナ判定、工研院の検査キット7月量産


ニュース 医薬 作成日:2020年4月14日_記事番号:T00089405

《新型肺炎》1時間以内に新型コロナ判定、工研院の検査キット7月量産

 行政院は13日、新型コロナウイルスの感染の有無を1時間以内に判定できる、遺伝子増幅による逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)検査キットを工業技術研究院(工研院、ITRI)が開発し、早ければ7月に量産を開始すると発表した。14日付自由時報が報じた。

/date/2020/04/14/09PCR_2.jpg工研院が開発した検査キット(行政院リリースより)

 この他、中央研究院(中研院)と国家衛生研究院(国衛院)は、同ウイルスのヌクレオカプシド、スパイクタンパク質抗原を15~20分で検出できる検査キットを開発した。既にメーカー5社が量産に意欲を示しており、早ければ3カ月後に量産を開始する見通しだ。

 また、長庚大学(桃園市)は同ウイルスに対する抗体の有無を15~20分で確認できる検査キットを開発しており、早ければ半年後に量産予定だ。

ワクチン、年末にも

 行政院の陳其邁副院長は、高端疫苗生物製剤(メディゲン・ワクチン・バイオロジクス)が米国立衛生研究所(NIH)と共同開発中の同ウイルスのワクチンは動物実験の段階にあり、その後、ヒトでの第1、2相臨床試験を開始する予定で、今年末から来年初めにも発売されると明らかにした。