ニュース 電子 作成日:2020年4月15日_記事番号:T00089411
半導体設備業者の話として15日付電子時報が報じたところによると、ファウンドリー最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、28ナノ、40/45ナノメートルなどの成熟プロセスの受注が、第2四半期以降減少するようだ。新型コロナウイルス感染拡大による欧米や東南アジアでの一部消費者向け電子製品の需要減や、世界的な自動車市況低迷で、多数の自動車メーカーが操業停止や出荷延期の措置を取っており、カーエレクトロニクス製品の需要が急落している。
同社は当初、上半期の成熟プロセスの受注が、ほぼ手いっぱいだったとされる。2019年の売上高構成比は、28ナノが16%、40/45ナノが10%、90ナノが15%を占めていた。
一方、7ナノ以降の先進プロセスの受注は手いっぱいの状況が続くとされるが、アップルや華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)のスマートフォン新旧機種向け受注減による影響が懸念される。
TSMCは明日16日、業績説明会を初めてオンライン形式で開く。市場関係者は、第2四半期の売上高見通しの大幅な下方修正は不可避とみている。
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