ニュース 金融 作成日:2020年4月15日_記事番号:T00089412
生命保険大手、国泰人寿保険(キャセイ・ライフ・インシュアランス)は14日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける6グループを対象に、1,000万台湾元(約3,600万円)以下の住宅ローン金利を半年間にわたり0.25%軽減すると発表した。最低金利は年1.07%となる。15日付工商時報が報じた。
対象となるのは、▽救護・医療関係者▽防疫関係者(税関、検疫職員、薬剤師など)▽感染が確定し、隔離された患者▽感染拡大で台湾に戻れない人▽自主健康管理(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など)の対象者▽自己都合でない失業者と減班休息(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)対象者──。軽減申請は8月末まで行えるが、適用期間は9月末まで。
国泰人寿の住宅ローン顧客は13万人で、金利は1.32~1.72%となっており、対象者の軽減金利は1.07~1.47%となる見通しだ。生保業界22社のうち、住宅ローン業務を行っているのは国泰人寿を含む9社。
銀行業界では政府系銀行が感染拡大の影響を受ける人に対して、中央銀行(中銀)による利下げ分に上乗せし、住宅ローン金利を0.25%引き下げる措置を講じているが、生保業界で同様の措置を取るのは国泰人寿が初めてだ。
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