ニュース 電子 作成日:2020年4月15日_記事番号:T00089414
中国の市場調査会社、CINNOリサーチによると、4月のスマートフォン向けパネル価格が小幅に下落している。新型コロナウイルス感染拡大によるスマホ需要減少で、小米集団(シャオミ)やサムスン電子などスマホブランドが発注を減らしたためだ。15日付工商時報が報じた。
CINNOリサーチの予測によると4月の下落幅は、▽アクティブマトリックス式有機EL(AMOLED)パネル、0.5~1米ドル▽アモルファスシリコン(a-Si)パネル、0.1~0.2米ドル▽低温ポリシリコン(LTPS)パネル、0.1~0.2米ドル──。
4月末の発表が予想されているアップルの廉価版スマホ、iPhoneSE2のパネルの主力サプライヤーとされる鴻海精密工業傘下のシャープは、4月の生産ライン稼働率が大きく上昇したとみられる。
またCINNOリサーチは、大手スマホブランドを顧客に持つ京東方科技集団(BOEテクノロジーグループ)や天馬微電子などのa-Siパネル・LTPSパネルの4月の生産ライン稼働率は80%以上を維持していると説明した。その他のブランドから受注しているサプライヤーは需要減少を受けるため、中小型パネル向けの稼働率は大幅に下落していると指摘した。
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