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《新型肺炎》新型コロナ感染経路不明10人、「キャバ嬢」ら4人にリスク


ニュース 社会 作成日:2020年4月15日_記事番号:T00089421

《新型肺炎》新型コロナ感染経路不明10人、「キャバ嬢」ら4人にリスク

 新型コロナウイルスの感染経路が不明な域内感染者が15日時点で10人(うち死者2人)に上るが、このうち観察期間が過ぎていない4人について、調査を継続中だ。特に感染リスクが高いとされるのが、当初主婦と発表されていたキャバクラ従業員の30代女性(第379例)で、職場のある台北市などに123人の接触者がいる。台湾での市中感染は散発的な発生にとどまっているが、依然予断は許さない状況だ。15日付自由時報などが報じた。

 キャバクラ従業員との接触者の内訳は、職場での接触者が96人に上る他、家族が4人、その他の接触者が23人。このうち65人が14日間の外出制限「居家隔離」の対象となっている。サンプル採取の済んだ20人のうち、17人はウイルス検査で陰性が確認された。

 女性は夫に隠れて働いており、当初勤務の事実を隠していた。女性の感染を受け、従業員による接待が行われる全土のキャバクラ・ホストクラブと舞踏ホールに対して、全面的な営業停止が要請された。

台師大生は退院

 この他、▽工房オーナーの50代男性(第268例)▽北部の高級マンションの50代女性管理人(第336例)▽台湾師範大学(台北市)の20代男子学生(第322例)──の感染経路調査が進められている。

 台師大の男子学生は13日、3回のウイルス検査で陰性だったことから退院した。男子学生からはルームメイトの20代男性(第380例)に感染した。同大は学生2人の感染を受け、全学でオンライン授業に切り替えている。