新型コロナウイルス感染拡大を受け、李方酒店管理集団は14日、台湾鉄路（台鉄）台中駅前の五つ星観光ホテル「台中李方艾美酒店（ルメリディアン台中）」の開業準備を中止することを発表した。従業員約20人を解雇し、残り１割のスタッフで事後処理を行う。準備再開と開業の時期は未定。15日付経済日報が報じた。
ルメリディアン台中の入居予定ビルは台中市の旧市街のランドマークだった（14日＝中央社）
ルメリディアン台中は、同集団がマリオット・インターナショナルと提携し、３月の開業に向けた準備を進めていたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から開業を第３四半期に延期すると告知していた。投資額は80億台湾元（約290億円）。台中駅前の神鑑大楼を改装し、客室数228室、レストランや大型バンケットルームなどを設ける計画だった。
