製薬の中天集団（マイクロバイオ・グループ）は15日、傘下の合一生技（ワンネス・バイオテック）のアトピー性皮膚炎・アレルギー性ぜんそく治療薬「FB825」の開発・販売ライセンスを、５億3,000万米ドルでデンマークのレオファーマに付与すると発表した。将来的に販売額100億ユーロを目指す。16日付工商時報が報じた。
契約額は4,000万米ドル、将来のマイルストーン収入は４億9,000万米ドル。販売後の利益分配率は６％以上。合一生技が得る利益は、中国本土・香港・マカオでのライセンスを保有する中天（上海）生物科技と84対16の割合で分け合う。
同治療薬は米国でアトピー性皮膚炎の患者を対象とした第２相臨床試験に入っており、2021年上半期にフェーズ２ａが完了する見通しだ。中国ではアレルギー性ぜんそくの患者を対象とした第２相臨床試験を今年下半期以降に開始し、22年に完了予定だ。
