衛生福利部食品薬物管理署（ＴＦＤＡ）の呉秀梅署長は15日、瑞基海洋生物科技（ジーンリーチ・バイオテクノロジー）が開発した新型コロナウイルスの迅速検査キットの生産を条件付きで認可したと明らかにした。新型コロナウイルスの迅速検査キットの生産認可は台湾で初めて。感度、特異度ともに高く、最短85分で結果が判明する。台湾の病院で臨床試験を行っており、合格後すぐに生産を開始する予定だ。16日付自由時報が報じた。
呉署長は、同検査キットは３月９日に認可申請があり、４月６日に条件付きで認可したと説明した。現在は病院で実際の検体を使用し、ポリメラーゼ連鎖反応（ＰＣＲ）検査の結果と比較した検証が行われている。生産開始後は衛生福利部疾病管制署（ＣＤＣ）に優先的に供給される予定だ。
