ニュース 商業・サービス 作成日:2020年4月17日_記事番号:T00089478
台湾の観光業界が新型コロナウイルスの感染拡大による深刻な打撃を受ける中、高雄市の高級ホテル、漢来大飯店(グランド・ハイライ・ホテル高雄)が従業員の給与を18%削減するとの観測が浮上し、同ホテルの林子寛総経理は16日、従業員側から減給の申し入れによるものと説明し、事実と認めた。17日付工商時報などが報じた。
漢来海港餐庁は、スイーツフェアで「防疫デザート」シリーズを提供する(16日=中央社)
林総経理によると、漢来大飯店は客室稼働率が20%以下まで低下し、売上高は80%減少した。毎月の損失額は3,000万台湾元(約1億800万円)を超えているという。同ホテルの従業員は300人余りで、4月からの減給により毎月の損失は70%前後にまで抑制することができるという。
同ホテルの創業者、侯西峰氏の発案により、従業員の生活を考慮し、減給の80%に相当する額を侯氏個人が無利子で貸し付ける。
一方、漢来大飯店傘下の漢来美食(ハイライ・フーズ)は、7月に小籠包(ショーロンポー)店「紅陶/漢来上海湯包」およびベジタリアン料理店「五梅先生」の新店舗をオープンする他、下半期に2ブランドの中華料理レストラン新設を予定するなど、「コロナ後」に向けた準備を進めている。
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