ニュース 社会 作成日:2020年4月17日_記事番号:T00089488
台湾では今週14日、16日、17日と新型コロナウイルスの新規感染者がゼロとなった。ホテルやビルが窓明かりを利用して祝いのメッセージを表示したり、コンビニエンスストアやファストフードがゼロにちなんだキャンペーンを実施したりしている。
円山大飯店は、夜明け前が一番暗い、ともにこの難局を乗り越えようと呼び掛けた(16日=中央社)
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、台湾における新型コロナウイルス関連の死亡率、回復率はいずれも世界水準に比べ良好で、水際での感染防止策が奏功し、域内感染はここ5日連続で新規感染者ゼロが続いている。
全体での新規感染者が14日に3月9日以来36日ぶりのゼロを記録したことを受け、台北市中山区の円山大飯店(グランドホテル)は15日夜、客室の照明を利用してホテルの外壁に「SALUTE(敬礼)」の文字を浮かび上がらせ、感染防止の現場で活躍する医療関係者などに敬意を示した。また再び新規患者数がゼロとなった16日夜にも「ZERO」の文字を表示した。
16日夜は台北福華大飯店(ハワードプラザホテル台北)も客室照明を利用してハートマークを、高雄市の漢来大飯店(グランド・ハイライ・ホテル)は「+0」を壁面に浮かび上がらせた。
台北市の超高層ビル、台北101は同日夜、外壁の発光ダイオード(LED)掲示板に「TW can HELP」「台湾加油(台湾がんばれ)」などの文字を表示した。同ビルの運営会社はフェイスブック(FB)を通じ、疫情指揮センターや医療関係者、住民一人一人のたゆまぬ努力により、感染防止にとって重要な時期が乗り越えられたことに感謝するとコメントした。
一方、全家便利商店(台湾ファミリーマート)は16日午後4時から午後11時59分まで、台湾を新型コロナウイルスから守ったヒーローと市民の努力に感謝するためとして、入れたてコーヒーの指定商品をアプリで2杯事前購入した場合、2杯目を0元とするキャンペーンを実施。通信が不安定となるほどの大きな反響を呼んだ。
また喫茶店の85度Cや飲料スタンドの迷客夏(ミルクショップ)、モスバーガーなど多くの商店が新規感染者ゼロを祝うキャンペーンを実施しており、台湾がひとまず危機を脱したという安堵(あんど)に包まれている。
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