ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年4月20日_記事番号:T00089506
トヨタ自動車の台湾総代理店、和泰汽車グループの蘇燕輝総裁が19日夜、老衰のため死去した。93歳だった。経済日報電子版が伝えた。
蘇氏は現在の彰化県鹿港鎮生まれ。1951年に一族が経営する会社「金山行」に入社した。47年創業で49年にトヨタの台湾総代理権を取得した和泰貿易(元・和泰商行)に金山行が59年に出資し、蘇氏は和泰貿易の総経理に就任した。和泰貿易は68年に和泰汽車に社名を変更した。
蘇氏はトヨタ車の輸入販売に注力していたが、77年に日本車の輸入が全面禁止となったことを受け、トヨタ車の台湾生産化を決意した。84年、和泰汽車は日野自動車との合弁で国瑞汽車を設立。蘇氏は国瑞汽車董事長として88年にトヨタと資本・技術提携契約を締結し、同年に小型トラック「ゼイス」、翌年にセダン「コロナ」の生産を開始した。
その後、和泰汽車は2002年から18年連続で台湾自動車シェア首位に君臨する最大手に成長した。蘇氏は10年に引退し、和泰汽車の経営は黄南光董事長に引き継いだ。長男の蘇純興氏は同社総経理を務めている。
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