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南港タイヤ、フェデラルの筆頭株主に


ニュース その他製造 作成日:2020年4月20日_記事番号:T00089507

南港タイヤ、フェデラルの筆頭株主に

 タイヤ大手の南港輪胎(ナンカン・ラバー・タイヤ)は17日、同業の泰豊輪胎(フェデラル)の株式1,951万9,000株を3億台湾元(約11億円)で取得したと発表した。出資比率は9.59%に上昇、筆頭株主となった。18日付工商時報が報じた。

 南港タイヤは今月9日にフェデラル株の5.47%を取得していた。南港タイヤは当時、資産運用目的と説明しながら、わずか2週間で出資比率を高めたことで、経営権獲得意欲が明確との見方が強まっている。

 南港タイヤは近年、レース用タイヤ、冬用の次世代タイヤなど利益率の高い製品分野に参入し、昨年の純利益は11億3,500万元と前年の6.2倍となった。また台北市南港区の高級マンション・オフィスビルの開発計画「世界明珠」の物件販売が好調で、フェデラル株を買い増す資金的余裕は十分とみられている。