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《新型肺炎》1年以上は半正常な生活続く=陳副総統がコロナ見通し


ニュース 社会 作成日:2020年4月20日_記事番号:T00089513

《新型肺炎》1年以上は半正常な生活続く=陳副総統がコロナ見通し

 陳建仁副総統は17日以前に受けた英大手紙、デイリー・テレグラフのインタビューで、新型コロナウイルスのワクチンが完成するのは1年か1年半先となる見通しで、それまでは社会的距離(ソーシャルディスタンス)を確保し、日常生活に制限のある「半正常」な日々を過ごす必要があるとの見方を示した。20日付中国時報などが報じた。

 陳副総統は公衆衛生の専門家で、2003年の重症急性呼吸器症候群(SARS)流行時には行政院衛生署(当時)の署長として感染封じ込めを指揮した。

 陳副総統は、新型コロナウイルスはインフルエンザウイルスと同様に感染力が強く、地球上から完全になくなることはないため、共存していくしかないと指摘。ワクチンが完成するまで全ての活動を停止する必要はなく、社会的接触を5割減らせば、多少の制限はあるものの日常生活は送れると述べた。

 陳副総統は19日、台湾では感染者の感染経路が把握できているため、全市民を対象とした大規模検査を行っていないが、感染経路が不明な感染者が大量に現れれば必要になると説明した。