ニュース 社会 作成日:2020年4月21日_記事番号:T00089529
27人の新型コロナウイルス感染が確認された海軍の敦睦遠航訓練支隊について、海軍が当初発表した15日の下船日前日の14日にも一部の感染者が下船し、高雄市や台南市の街中に出向いていたことが明らかになった。21日付聯合報などが報じた。
高雄市政府は、感染者の立ち寄り先を追加発表し、営業を停止して消毒を行うよう要請した(20日=中央社)
高雄市政府の発表によると、感染者1人が14日午後6時半~7時半に左営区の飲食店「呉媽媽餃子館家常菜」を訪れた他、別の感染者1人は午後5~10時に楠梓区のモーテル「凱莉都精品旅店(ケリー・モーテル)」に滞在していた。台南市政府によると、感染者1人が14日に全家便利商店(台湾ファミリーマート)で買い物をしていた。
海軍司令部は、敦睦遠航訓練支隊は3月15日にパラオを離れ、4月9日に高雄市の左営軍港に到着した後、13日には(検疫期間の)満30日を迎えたため、14日は休暇を与えており、規定に違反していないと強調した。人数は明かしていないが、通常は勤務、予備、休暇の3班に分かれるため、約100人が休暇だったとみられる。
中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は、2月6日に国際クルーズ船の寄港を禁止しており、台湾の船艦には帰港後14日間の検疫が必要となるが、最終寄港地の出発から30日間たっていれば検疫期間14日を免除しており、下船後は14日間の自主健康管理(手洗い、外出時のマスク着用、公共の場所への出入り自粛など)実施で構わないと説明した。
蔡英文総統は20日夜にフェイスブック(FB)で、国防部に対し誠実に対応し事実を隠匿しないよう指示しており、われわれの敵はウイルスであって、お互いではないと訴えた。
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