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国民皆保険時代、保険業界には追い風


ニュース 金融 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008954

国民皆保険時代、保険業界には追い風


 国民年金と労工保険の年金化に伴い、台湾でも国民皆保険時代が到来する。ただ、老後の最低限の生活資金を確保する公的年金では生活費を十分に賄えないため、保険業界ではむしろ民間の年金保険に対する需要が高まるとみている。

 19日付聯合報によると、新光人寿の許澎総経理は、「新しい保険制度は国民の定年後の生活設計意識を高めるため、民間の保険にも商機をもたらす」と期待感を示した。

 許総経理はまた、「全民健康保険が導入された際にも、当初は医療保険に加入する人は少なかったが、次第に健康保険で不足する部分に備えようと医療保険に加入する人が増えた」と指摘した。

 富邦人寿の張和副相経理は、「公的年金は退職後の基本的な生活費を賄うだけで、ただ飢えることはないという水準にすぎず、退職後の生活を完全に保障するものではない」と指摘し、民間の保険にも成長空間が残されているとの認識を示した。