経済部投資審議委員会（投審会）が20日発表した統計によると、第１四半期の外資・華僑（中国を除く）資本による対台湾投資件数は943件で前年同期比13.48％増、認可額は24億2,200万米ドルで2.36倍に増加した。洋上（オフショア）風力発電の世界最大手のデンマーク企業、エルステッドによる彰化県沖の洋上風力発電の運営会社「大彰化東南離岸風力発電」と「大彰化西南離岸風力発電」への248億台湾元（約890億円）の追加投資が１月に認可されたことが主因だ。21日付工商時報などが報じた。
一方、台湾資本による海外（中国を除く）投資認可件数は137件で前年同期比7.43％減、認可額は17億6,470万米ドルで11.43％減少した。
対中投資、63％増
対中投資認可件数は131件で前年同期比3.15％増、認可額は20億943万米ドルで63.87％増加した。国喬石油化学（グランド・パシフィック・ペトロケミカル）の福建省泉州市でのポリプロピレン（ＰＰ）一貫生産工場建設に向けた３億7,600万米ドルの投資や、ノートパソコン受託生産大手の広達電脳（クアンタ・コンピューター）の達富電脳（江蘇省常熟）への２億米ドルの追加投資などが主因だ。
中国資本による対台湾投資認可件数は30件で前年同期比3.23％減、認可額は3,541万米ドルで3.21倍に増えた。
