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CPCと台塑化の石油製品、20~30%減産


ニュース 石油・化学 作成日:2020年4月22日_記事番号:T00089561

CPCと台塑化の石油製品、20~30%減産

 台湾中油(CPC)と台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル、台塑化)は20〜30%の減産を実施する。新型コロナウイルス感染拡大の都市封鎖の影響で石油製品の需要が急激に低下しており、20日のニューヨーク原油先物市場で米国産標準油種(WTI)価格が史上初のマイナスとなった。22日付工商時報が報じた。

 CPCは、1日当たり石油製品精製量が65万バレルと、台湾全体の80%を占める。航空燃料やディーゼル油の需要低下を受け、精製量を30%減らしている。

 台塑化は、第2四半期の石油製品の生産ライン稼働率が77〜78%となると予想した。

 台塑化は、欧米の感染拡大はピークを過ぎた兆しが見られるが、封鎖措置が一気に解除されることはなく、需要回復は鈍いと指摘。今後、アフリカやインドで感染拡大が深刻化し、経済活動や交通・物流が停止すると予想され、第2四半期は石油製品の需要が正常化しないとの見方を示した。