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消費低迷、休眠クレジットカード急増


ニュース 金融 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008957

消費低迷、休眠クレジットカード急増

 
 行政院金融監督管理委員会(金管会)の統計によると、消費低迷を受け、発行済みクレジットカードの44%(1,581万枚)が半年以上休眠状態になっていることが分かった。クレジットカードの発行枚数も3,558万枚となり、全盛期より数千万枚減った。休眠カードの急増は市中銀行のカード業務コストの増大につながりかねない。21日付経済日報が伝えた。
 
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 主要カード発行会社で休眠カードの比率が高いのは、聯邦銀行(57%)、永豊クレジットカード(45%)など。カード発行枚数が少ない金融機関は、台湾中小企業銀行(77%)、台湾土地銀行(68%)などさらに深刻だ。

 聯邦銀は「過去に発行したカードに占める提携クレジットカードの比率が高く、会員の重複がある上、女性が多いことが休眠カード増加の主因だ」と説明している。同行はタイプが異なるカードの発行で、使用頻度を高めたいとしている。

 台新銀行の試算によると、クレジットカード1枚当たりにかかるカード発行会社の維持管理コストは200台湾元で、休眠カードにかかるコストは31億6,000万元(約111億4,000万円)に達する。