ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

受動部品の華新科技、20%値上げか


ニュース 電子 作成日:2020年4月23日_記事番号:T00089572

受動部品の華新科技、20%値上げか

 市場の観測によると、受動部品大手、華新科技(ウォルシン・テクノロジー)は商社に対し、積層セラミックコンデンサー(MLCC)とチップ抵抗器の特定規格の価格を20%引き上げると通知した。23日付工商時報などが報じた。

 これまでの華新科技の売上高構成比は▽顧客への直接販売、52%▽商社向け、40%▽ブランド、8%──だった。

 最大手の国巨(ヤゲオ)は2月に第2四半期の抵抗器価格を引き上げていた。華新科技は22日、値上げ幅は言えないが、コストを考慮して価格を調整すると表明した。大毅科技(TA-Iテクノロジー)は、利幅が小さい顧客向けに値上げすると説明した。原料の貴金属価格上昇を反映し、10%以上値上げするとみられている。

 華新科技の抵抗器の月産能力は500億個、出荷量が400億個で、年末には月産能力が550億個となる予定だ。大毅科技は月産能力300億個で、現在の設備稼働率は80~90%。旺詮(ラレック・エレクトロニック)の月産能力は360億個。