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万泰銀と陽信銀、Q4にも合併か


ニュース 金融 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008958

万泰銀と陽信銀、Q4にも合併か


 陽信商業銀行は最近、米SACプライベート・キャピタル・グループを相手に絞って合併交渉を進めているとみられ、早ければ第4四半期にもSAC傘下の万泰商業銀行(コスモスバンク)との合併が成立するもようだ。20日付経済日報が報じた。

 陽信銀幹部が19日語ったところによると、同行とSACとの合併協議では、銀行法の出資規定に反しないよう、万泰銀が主体となって現金取引と株式交換により陽信銀を吸収合併するという形を採ることが話し合われているという。順調に進めば米プライベートファンドの下に域内銀行2行が統合される初のケースとなる。

 住宅ローンを主な業務とする陽信銀は域内に95の支店を持つ。一方キャッシングカード業務を主とし、65の支店を持つ万泰銀と合併すれば合計支店数は150行を超えることになり、一気に経済規模を拡大する。万泰銀の各部門主管は既に陽信銀との協議を開始しているとされ、両行の情報データシステムも統合作業が開始されているとの観測も出ている。

 ただ、SACが提示した買収価格は1株13~18台湾元(約45.7~63.4円)で、今後擦り合わせの余地があるとみられ、詳細が明らかとなるのは2、3カ月後になる見通しだ。