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《新型肺炎》企業の資金繰り支援、民間銀行も前向き


ニュース 金融 作成日:2020年4月23日_記事番号:T00089590

《新型肺炎》企業の資金繰り支援、民間銀行も前向き

 銀行業界団体の中華民国銀行商業同業公会全国聯合会(銀行公会)は22日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた企業に対する融資支援策を協議する会合を開き、政府系銀行に加え、民間銀行も含めた全36行が前向きな姿勢で支援に臨むことを申し合わせた。23日付経済日報などが報じた。

/date/2020/04/23/12bank_2.jpg政府系銀行と民間銀行の足並みの乱れから、蘇貞昌行政院長が呼び掛けたとされる(銀行公会リリースより)

 会合には36行の代表者と▽中央銀行(中銀)の楊金龍総裁▽蘇建栄財政部長▽金融監督管理委員会(金管会)の顧立雄主任委員▽沈栄津経済部長──が出席した。

 中国信託商業銀行(中信銀、CTBCバンク)は、中銀が中小企業向けに実施している2,000億台湾元(約7,200億円)規模の資金融通策について、銀行の資金調達金利を現在の0.25%から0.1%へ、貸倒引当金の計上比率を0.5%から0.25%に引き下げるよう要望した。

 金管会の統計によると、銀行による支援融資の申請受付件数は20日時点で2万7,300件で、うち民間銀行は1万4,936件と政府系銀行の1万2,364件を上回っているが、申請額3,682億元のうち政府系銀行は2,520億元と、民間銀行の1,162億元の2倍以上だ。