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台湾産花の日本輸出支援、航空運賃の過半補助へ


ニュース 農林水産 作成日:2020年4月23日_記事番号:T00089591

台湾産花の日本輸出支援、航空運賃の過半補助へ

 行政院農業委員会(農委会)は22日、日本で新型コロナウイルスの感染拡大が深刻化し、台湾産の花の日本向け輸出受注量、価格が大幅に落ち込んでいることを受け、5月6日より中華航空(チャイナエアライン)がチャーター便で日本への輸送を支援し、運賃の1キログラム当たり76台湾元(約270円)のうち40元を農委会が補助すると発表した。チャーター便は週2便運航し、1便当たり最大30トン輸送可能。運航期間は6月末までだが、状況によって延長する。中央社電が伝えた。

/date/2020/04/23/14flower_2.jpg林処長(右)は、長栄航空(エバー航空)のチャーター便でも日本向けライチ空輸を検討していると説明した(22日=中央社)

 農委会国際処の林家栄処長は、オンシジューム(文心蘭)の日本向け輸出受注量、価格は以前の3~4割に落ち込んでおり、台湾産の花の内需向けの供給が増えれば域内相場を押し下げてしまうため、同会が運賃を補助することで輸出のインセンティブが高まり、生産者らの支援にもつながると説明した。

 農委会の統計によると、台湾の花の生産額は165億元で、うち内需は100億元弱、輸出は約66億元。