ニュース 医薬 作成日:2020年4月24日_記事番号:T00089613
中央研究院(中研院)の廖俊智院長は23日、同院が合成に成功した新型コロナウイルスのタンパク質を認識するモノクローナル抗体を試薬とする簡易検査技術を10日に7~9社の企業に供与し、検査キットの開発を進めていると説明した。既に試験生産に入っており、来月の量産開始を目指す。同キットを使用すれば15~20分で感染の有無が判定でき、信頼性は95%に上る。24日付自由時報が報じた。
廖院長によると、検査キットは人体の抗原抗体反応を利用しており、同院が合成に成功した抗体は新型コロナウイルスにのみ反応するため、迅速な検査が可能になる。
中国など一部の国・地域では、ウイルスに反応する抗体が体内に存在するかどうかを調べる検査方式が比較的多く採用されているが、感染後、体内で抗体が作られるまで7日程度を要するため、感染直後の患者には適用できない。一方、中研院のキットは感染後1~2日でウイルスの検出が可能になる。
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