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緑能、内モンゴルに成膜工場設置へ


ニュース その他製造 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008962

緑能、内モンゴルに成膜工場設置へ


 大同集団傘下大同傘下の太陽電池用多結晶シリコンウエハー製造最大手、緑能科技(グリーン・エナジー・テクノロジー)が中国・内モンゴル自治区フフホト市に薄膜形成工場を設置する。200ヘクタールの用地を取得しており早ければ第3四半期着工、年末に機器を搬入する。21日付経済日報が報じた。
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 緑能の林和龍総経理はこの計画について認め、さらに現地「重量級」の多結晶シリコンメーカーと提携するとも話した。業界関係者によると、このメーカーとは、中国の著名な国営航空宇宙企業、航天科技集団の出資する多結晶シリコンメーカー、神舟硅業とみられる。

 神舟硅業は、年末に1,500トン、近い将来7,500トンの生産能力を目標に掲げており、その大部分を緑能に供給するとみられる。神舟硅業の支援を受ける緑能フフホト工場は、域内の3倍以上となる生産能力1,000メガワット(MW)、生産額1,000億台湾元(約3,525億円)以上を計画している。

 フフホトは飛行機で北京から約40分の距離にあり、電力料金は台湾の30~50%、さらに生産の鍵となるアルゴンガス価格も台湾の30%、労働コストも比較的低い。