ニュース その他分野 作成日:2020年4月27日_記事番号:T00089639
台湾経済研究院(台経院、TIER)が24日発表した3月の製造業の営業気候観測指数は前月比6.48ポイント下落の82.35ポイントで、2009年2月以降の最低を記録した。下落は3カ月連続。台経院の張建一院長は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大や国際原油価格の下落を反映したと分析した。25日付工商時報などが報じた。
製造業で3月の景気が悪いと回答した企業は36.9%(前月比11.9ポイント下落)だった。化学工業や鋼鉄基本工業は国際原油価格や原材料価格の低迷を受け、5割以上が悪いと回答した。一方、良いとの回答は26.6%(10.9ポイント上昇)だった。ハイエンド半導体チップの需要が依然強く、電気機械業では良いと答えた割合が高かった。今後半年間の景気見通しが悪いとの回答は39.7%(3.5ポイント上昇)、良いとの回答は20.2%(3.5ポイント下落)だった。
サービス業の営業気候観測指数は前月比3.44ポイント下落の82.19ポイントで、16年1月以降で最低だった。3カ月連続で下落した。うち▽ホテル・飲食業▽保険業▽証券業──で、3月の景気が悪いと回答した割合が高かった。今後半年間の景気見通しが悪いとの回答は、ホテル・飲食業や保険業で半数を超えた。
建設業の営業気候観測指数は、前月比3.99ポイント下落の85.79ポイントで、16年12月以降で最低だった。3カ月連続の下落だった。
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