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09年のセメント輸出価格、12%上昇か


ニュース その他製造 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008964

09年のセメント輸出価格、12%上昇か

 
 セメントの国際価格の高騰に伴い、台湾水泥(台湾セメント、台泥)や亜洲水泥(アジアセメント、亜泥)の来年2009年の輸出契約価格が平均で12%以上上昇する見通しだ。台泥によると、アフリカ、中東地区向けは、1トン当たりの上昇幅は5~8米ドルとなる。21日付工商時報が報じた。

 セメントの国際スポット価格は、中東、アフリカ地域の需要増と原料である石炭の値上がりに伴って15%値上がりし、既に1トン当たり50米ドルを突破して過去10年で最高となっている。来年も世界の需要も少なくとも7~8%増加する見通しだ。

 台泥のセメント域内年産量は現在1,070万トンで、今年の輸出量は500万~520万トンになる見通し。このうちアフリカには200万トン、中東には100万トン輸出する。同社によれば、来年の輸出価格は10~12%上昇して1トン当たり45米ドル以上になる。

 亜泥のセメント年産量は550万トンで、輸出向けは150万~180万トン。亜泥によれば来年の輸出価格は12~15%上昇する見通しだ。