ニュース 社会 作成日:2020年4月27日_記事番号:T00089653
2014年7月に高雄市で起きた大規模爆発事故で、高雄市政府工務局の元職員3人と李長栄化学工業(LCYケミカル、栄化)の李謀偉董事長ら関係者9人に対する二審の判決公判が24日、台湾高等法院高雄分院で開かれ、被告全員を有罪としていた一審の判決を変更し、元職員の趙建喬被告は懲役3年6月、楊宗仁被告は懲役2年6月、邱炳文被告は懲役3年6月、関係者9人は全員無罪の判決を言い渡した。25日付聯合報が報じた。
趙被告(前左)は判決を言い渡された後、無言で法院を後にした(24日=中央社)
一審では、業務上過失致死罪で元職員3人に懲役4年10月、李董事長らLCYケミカル関係者6人に懲役4年、華運倉儲実業(CGTD)関係者3人に懲役4年10月の判決が言い渡されていた。
二審の台湾高等法院高雄分院は、28年前に前鎮区の道路地下に排水溝が埋設された際、排水溝を貫く形で石化輸送管が通っていたにもかかわらず、元職員3人は十分な監督、検査責任を果たさず、爆発事故が起きるのは時間の問題だったと指摘。一方、関係者9人については、石化輸送管の定期検査、保守または事故直前の対応に刑事責任を問われるほどの過失はなかったと判断した。
台湾高等検察署(高検署)高雄検察分署は、判決書を受領後に上告するかを決定すると表明した。
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