ニュース 金融 作成日:2020年4月29日_記事番号:T00089683
中央銀行(中銀)が3月19日に3年9カ月ぶりの利下げに踏み切った結果、資金供給が過剰となり、譲渡性預金証書(NCD)の発行残高は、中銀の増発により過去最高の7兆9,200億台湾元(約28兆3,000億円)に達し、8兆元の大台に迫った。29日付工商時報が伝えた。
中銀の統計によると、4月のNCD発行額は28日現在で3,697億3,000万元となり、発行残高が3月末(7兆5,500億元)に比べ大きく膨らんだ。
市中銀行関係者は「世界的に経済活動の回復が遅れれば、企業の資金需要が低下し、市場の過剰資金は行き場を失う。中銀もNCD増発で資金を回収するしかなく、発行残高が急速に膨らむことになる」と述べた。
無担保コール翌日物金利も過去最低の0.074%まで低下しており、市場の資金過剰は解消の兆しがみえない。
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