ニュース 商業・サービス 作成日:2020年4月29日_記事番号:T00089701
26日の台北林森店(台北市中山区林森北路)の火災で5人が死亡したカラオケボックス(KTV)最大手、銭櫃企業(キャッシュボックス・パーティーワールド)は28日、謝罪会見を開き、全17店舗の1週間の営業休止を発表した。期間は5月5日まで。29日付蘋果日報などが報じた。
厳董事(中)。銭櫃の経営陣らが謝罪会見で深く頭を下げた。練台生董事長は姿を見せなかった(28日=中央社)
全17店舗のうち▽台北南京店(中山区)▽台北松江店(中山区)▽台北敦南店(大安区)▽台北中華新館(中正区の西門商圏)▽台中自由店(中区)──は、謝罪会見より前に行われた地方政府の消防検査で、防火設備や火災警報放送の音量などに違反が見つかり、営業停止が命じられていた。
同社は謝罪会見で、営業休止期間中に、内部での教育・訓練を強化し、消防安全設備と管理体制の見直しを行うと説明した。同社に対しては、客室のたばこの煙に消防用設備が反応しないよう、設備の電源を切ることが日常的に行われていたとする指摘が一部から出ているが、厳智径董事は、そうであれば3月30日と4月22日に実施された安全検査を通っていないはずだと反論した。
同社はこの他、死者の家族に対し、謝罪のため1人当たり100万台湾元(約360万円)の慰問金を、既に表明していた10万元に加えて追加で送ると表明した。負傷者の医療費を全額負担することも表明した。
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