インターネット通信販売サイトの松果購物（Mobix）が29日発表した第１四半期の純利益は、過去最高の1,677万台湾元（約6,000万円）で、第１四半期のみで前年通年を上回った。連結売上高は前年同期比96.6％増の１億500万元で、過去最高だった。新型コロナウイルスの感染拡大により、消費者のネット通販利用が増えた。30日付工商時報などが報じた。
松果購物は、▽日用品▽家電▽食品──など「巣ごもり」生活に必要な商品の売れ行きが良く、国際女性デー（３月８日）に合わせて行った「女王節」キャンペーンでの女性の購買力も業績を押し上げたと説明した。また、人工知能（ＡＩ）とビッグデータの活用を進めたことで、新規客が前年同期比30％増加した他、リピート客の購入率も上昇した。
同社のビッグデータの分析によると、マッサージ関連のキーワード検索量が前年同期比30％増加していた。これを受け、同社はシンガポール健康器具大手のオシム・インターナショナルと提携した最高５割引きのキャンペーンを、５月18日まで行っている。５月は同社の周年慶（創業祭）セールに当たり、他の製品分野でもこうした提携を推し進めていく構えだ。
