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DRAM5社、上半期は592億元の損失


ニュース 電子 作成日:2008年7月21日_記事番号:T00008974

DRAM5社、上半期は592億元の損失

 
 証券会社の予測によると、力晶半導体(PSC)、南亜科技、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)、茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)、華邦電子(ウィンボンド・エレクトロニクス)のDRAM主要5社の第2四半期損失は、前期比15~20%縮小して267億1,400万台湾元(約942億円)となるもようだ。5社の上半期損失は592億3,400万元に上る見通し。21日付蘋果日報が報じた。
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 証券会社の個別企業別の予測では、力晶の第2四半期損失は約85億1,200万元、南科は同73億6,200万元、華亜科は同約32億4,000万元、茂徳は同約62億3,100万元、華邦は同約13億6,900万元となっている。

 現在DRAM業界では、悲観的な見方が徐々に深まっている。世界経済の低迷に加えパソコン(PC)メーカーにおけるメモリー在庫がかなり増加しており、下半期の需要に期待は持てそうにないという。さらに7月に入ってDRAMの契約価格の上昇が止まり、スポット価格は逆に下落している。また、60ナノメートルプロセスの比重が高まり、歩留まり率も向上して生産能力が向上していることから、市場の供給過多状況は容易に収まりそうにないとみられる。