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台船の風力発電用クレーン船、22年完成へ


ニュース その他製造 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089747

台船の風力発電用クレーン船、22年完成へ

 台湾国際造船(台船、CSBC)はこのほど、傘下の台船環海風電工程(CSBC-DEME・ウインド・エンジニアリング、CDWE)から洋上(オフショア)風力発電所用大型クレーン船の建造を請け負う前段階の契約を交わした。同様の作業船を台湾の造船会社が建造するのは初めて。建造費は70億台湾元(約250億円)で、台船の請負額として過去最高となる。2022年の完成、23年の運用開始を予定する。1日付工商時報が報じた。

/date/2020/05/04/08csbc_2.jpgグリーンジェイドは台湾最高峰、玉山をイメージして名付けられ、台湾の洋上風力発電市場をけん引すると期待されている(台船リリースより)

 台船環海風電工程は、台船がベルギーのDEMEグループ傘下のDEMEオフショアと合弁で設立した台湾初の洋上風力発電エンジニアリング企業で、親会社同士がこれまでに同クレーン船の建造を決定していた。今回の契約締結を受けて、クレーン船の設計や原材料調達を開始する。

 クレーン船は「グリーンジェイド」と命名し、完成後、彰化県沖で計画される大型風力発電所の建設に投入する予定だ。