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3月製造業景気信号、「後退傾向」続く【図】


ニュース その他製造 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089748

3月製造業景気信号、「後退傾向」続く【図】

 台湾経済研究院(台経院、TIER)が30日発表した3月の製造業景気信号指数(速報値)は前月比1.73ポイント下落の11.03ポイントで、製造業景気信号は前月と同じ「黄青(後退傾向)」だった。台経院は、台湾の新型コロナウイルス対策の効果の他、ハイエンド半導体製品の強い需要、サーバー・ネットワーク機器メーカーの生産ライン増強により、第1四半期の製造業関連の指標は予測を上回ったと指摘した。1日付工商時報が報じた。

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 電子部品業の景気信号は「緑(安定)」を維持した。第5世代移動通信(5G)や高性能計算(HPC)関連などで先進製造プロセスの需要が好調だった他、新型コロナウイルス感染拡大を受けた▽サーバー▽ネットワーク設備▽ノートパソコン▽タブレット端末──などの需要増で▽ファウンドリー▽IC設計▽パッケージング・テスティング(封止・検査)▽プリント基板(PCB)▽メモリー──などの需要が伸びた。

 コンピューター・電子製品・光学製品の景気信号は「緑」から「黄青」に悪化した。サプライチェーンの台湾回帰効果やテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)関連の需要増などがあったものの、感染拡大による最終製品の需要減が響いた。

 台経院は、2020年通年の製造業全体の景気信号は「黄青」と予測したものの、下半期の数値が上半期を上回るとの見通しを示した。