ニュース 公益 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089757
三菱重工業とデンマークのヴェスタスが折半出資する洋上(オフショア)風力発電設備会社、MHIヴェスタスオフショアウィンド(MVOW)は4月28日、風力発電機用ブレード関連部品を上緯国際投資控股(上緯投控、スワンコール・ホールディング)から調達することで契約を提携したと発表した。契約期間は今年から2025年まで。台湾での経済効果は8億5,000万台湾元(約30億4,000万円)に上る見通しで、業界に570件の就業機会を創出すると見込まれる。1日付経済日報が報じた。
MHIヴェスタスは昨年7月、上緯投控から▽炭素繊維束(カーボントウ)▽炭素繊維プレート▽樹脂▽接着剤──などのブレード用材料を調達する契約を締結。今回は▽炭素繊維プレート▽樹脂▽接着剤──を再調達する。
MHIヴェスタスは、デンマークのコペンハーゲン・インフラストラクチャー・パートナーズ(CIP)が彰化県沖で進める洋上(オフショア)風力発電所開発計画「彰芳」と「西島」に風力発電機を供給することで契約を締結しており、上緯投控との調達契約は、台湾政府による風力発電産業本土化政策に沿ったものとなる。
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