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プロ野球・兄弟エレファンツ、「赤字拡大なら解散」


ニュース 社会 作成日:2008年7月22日_記事番号:T00008976

プロ野球・兄弟エレファンツ、「赤字拡大なら解散」


 台湾プロ野球の人気チーム、兄弟棒球隊(兄弟エレファンツ)の洪瑞河代表が21日、 「来年の赤字が、今年予測される4,000万台湾元(約1億4,000万円)を上回れば、エレファンツは解散する」と語り、球界とファンに衝撃が走っている。22日付中国時報が報じた。

 洪代表によると、今年は球団の広告収入が1,000万元以上減少し、チケットの売れ行きも好転しておらず、4,200万元のテレビ放映権が命綱となっているという。しかし、テレビ放映権を持つ緯来電視は来年1チーム当たりの放映権料を2,400万元に引き下げることを計画しており、実現した場合、球団の収入が1,800万元減少することになる。

 放映権料が引き下げられれば、球団の赤字は6,000万元に膨らむ可能性があるため、洪代表は現在6球団が合同で行っている放映権料交渉の改善を提案した。洪代表は「チームは生き残りの危機に立たされており、個別交渉であればエレファンツは放映権料をより高く設定できる。それでこそ適者生存の競争だ」と、不人気チームは撤退も止むなしとの考えを示した。