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台湾のWHO年次総会参加、各国に支持広がる


ニュース 政治 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089761

台湾のWHO年次総会参加、各国に支持広がる

 米外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は4月29日、米国が日本、オーストラリア、英国、フランス、ドイツなどと共同で台湾の世界保健機関(WHO)年次総会、世界保健総会(WHA)への参加を認めるよう求める書簡をテドロス事務局長宛てに送ると報じた。WHAは今月18日にテレビ会議方式で行われる。4日付自由時報などが伝えた。

 米国連代表団は1日、ツイッターを通じ、「台湾が国連の場に足を踏み入れられないことは台湾住民の感情を損ねるだけでなく、国連自身の原則も辱めるものだ」と指摘した。米国務省はツイッター上で、台湾支持のハッシュタグ(#TweetForTaiwan)を使い、台湾のWHAへの参加を呼び掛ける活動を開始した。

 米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)も同日、台湾がオブザーバーの資格でWHAに出席すべきで、それは台湾住民全体の健康目標を達成する上でプラスになると指摘した。AITはWHA開催日まで毎日、台湾を支持する投稿をフェイスブック(FB)で継続する予定だ。

 オーストラリア政府も同日、駐台弁事処を通じ、台湾がWHOの取り組みに加わることとオブサーバーの資格でWHAに参加することに支持を表明した。

 台湾のWHAへの参加は、影響力が強い中国が強硬に反対しており、台湾外交部は「かなり困難」との見方だが、最後まで努力を続ける構えだ。

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)指揮官の陳時中衛生福利部(衛福部)長は「実際の例を使って、台湾のモデルを皆さんに見てもらいたい」と述べた。