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個人所得税の申告開始、6月末まで期限延長


ニュース 社会 作成日:2020年5月4日_記事番号:T00089764

個人所得税の申告開始、6月末まで期限延長

 2019年度の総合所得税(個人所得税)申告の受け付けが1日から始まった。今年は新型コロナウイルスの対策として、申告期限を6月30日まで延長する異例の措置が取られている。また、所得税還付も例年より1カ月繰り上げられ、6月末からとなる。2日付中国時報などが伝えた。

/date/2020/05/04/16tax_2.jpg屋外での受け付けや仕切り板の設置など対策が取られた(1日=中央社)

 中央流行疫情指揮中心(中央流行疫情指揮センター)の陳時中衛生福利部(衛福部)長は「インターネットで申告してもらいたい。どうしても窓口で申告する場合、密閉空間では社会的距離(ソーシャルディスタンス)に注意を払い、マスクを着用してほしい」と呼び掛けた。

 財政部賦税署は、今年の総合所得税の申告件数を620万~630万件、納税額を1,200億台湾元(約4,300億円)と見込む。第1期分の還付は294万件、総額455億元になると試算している。

 昨年の年間所得(免税額、単身標準控除、給与所得特別控除を加えた額)が40万8,000元を下回る場合には申告が不要となる。また、新型コロナウイルスの影響で収入が減少し、納税が困難な場合には、納付期限の1年延長や36回分割納付を申請できる。基本生活費控除は4,000元引き上げられ、17万5,000元となった。

 申告初日の1日には夕方までに前年並みの16万5,800件の申告があった。