ニュース その他製造 作成日:2020年5月5日_記事番号:T00089782
中華経済研究院(中経院、CIER)が4日発表した4月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は、前月比5.5ポイント下落の47.6で、昨年8月以来8カ月ぶりに50を下回る「景気後退局面」に悪化した。下落幅は2012年7月の統計開始以来で最大だった。新型コロナウイルス感染拡大による欧米の需要減少の打撃を製造業が受け、PMIを構成する主要5項目のうち、新規受注と生産高が大きく落ち込んだ。5日付工商時報などが報じた。
▽新規受注、37.1(前月比13ポイント下落)▽生産高、40.2(9.3ポイント下落)▽雇用、46.5(2.7ポイント下落)▽サプライヤー納期、63.8(2.1ポイント下落)▽在庫、50.5(0.4ポイント下落)──と、主要5項目が全て下落した。
六大産業のPMIは、▽電子・光学、56.8(前月比4.7ポイント下落)▽化学・バイオ医療、51.6(2.5ポイント下落)▽食品・紡織、49(0.6ポイント下落)▽基礎原材料、42(7.3ポイント下落)▽電力・機械設備、39.5(6.1ポイント下落)▽交通設備、33.9(17.1ポイント下落)──と軒並み下落し、4産業で50を下回った。
製造業全体の今後6カ月の景気見通しは25.7ポイントで、前月比3ポイント下落した。
NMI、3カ月連続「景気後退」
4月の非製造業総合指数(NMI)は前月比0.2ポイント上昇の42.5ポイントで、3カ月連続で50を下回る「景気後退局面」を示した。中経院は、感染症流行の影響で消費者の外出や旅行が減っているため、指数の回復は見込めないと指摘した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722