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総統就任記念酒、聶永真氏がデザイン


ニュース 社会 作成日:2020年5月5日_記事番号:T00089790

総統就任記念酒、聶永真氏がデザイン

 酒・たばこ類の生産販売を手掛ける公営企業、台湾煙酒(TTL)は4日、5月20日に迎える蔡英文総統の2期目就任を祝う記念酒5種を発表した。台湾を代表するグラフィックデザイナー、聶永真(アーロン・ニエ)氏が容器のデザインを手掛けており、コレクション用にとアルコールを飲まない市民も交えた争奪戦となりそうだ。

/date/2020/05/05/18ttl_2.jpgオンライン飲み会で自慢できそうだ(4日=中央社)

 TTLは4年ごとの総統就任日に毎回、記念酒を発売し、話題を集めている。

 今回発売されるのは、▽高粱(コウリャン)酒「玉山」、2,800台湾元(約1万円)(限定6万瓶)▽紹興酒「玉泉」、2,000元(4万5,000本)▽シングルモルトウイスキー「OMAR」特別版、2,800元(9,600本)▽台湾ウイスキー「玉尊峰頂」特別版、800元(6万本)▽特醸台湾ビール「淬」、45元(24缶入り10万箱)──の5種類で、いずれも今回、新たに開発、調合された商品だ。

 記念酒の開発に当たり、それぞれの商品に▽玉山、陽光▽玉泉、継承▽OMAR、準備▽玉尊峰頂、方向▽淬、開花──というコンセプトが設定された。これについてTTLは、「台湾はグローバルに花開くための準備ができていると同時に、伝統を受け継ぎつつ新たなステージを迎える。たとえ前途に雲や霧が立ち込めても、太陽の光が台湾の進む方向を指し示してくれる」というコンセプトを象徴していると説明した。

 今回発表された記念酒5種の容器のデザインを手掛けたのが聶氏だ。現在、42歳の同氏はこれまで数々のコンテストで受賞、台湾人として初めて国際グラフィック連盟(AGI)のメンバーとなった。また2016年の総統選挙では、蔡英文氏の選挙ロゴのデザインを手掛け、当選に貢献した。

 そんな聶氏が著名な陶磁器ブランド「台華窯」と共同で手掛けた蔡総統の2期目就任を祝う記念酒「玉山」のデザインは、東洋風のなめらかな丸形で、注ぎ口のある上部が淡い黄色で底へ向かうにつれて徐々には優しい灰色へと変化する独特な色合いとなっている。

 淬は6日よりスーパーマーケットや量販店、コンビニエンスストアで購入できる。その他は20日発売だが、OMARと玉山、玉泉は今月19日までにTTLの直営コンビニや展示販売センターで予約すれば5%引きで購入できる。