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キャッチャー東南ア工場検討、アップルの意向反映か


ニュース 電子 作成日:2020年5月6日_記事番号:T00089801

キャッチャー東南ア工場検討、アップルの意向反映か

 アップル製品向けに筐体(きょうたい)、機構部品を供給している金属筐体大手、可成科技(キャッチャー・テクノロジー)は、東南アジアなどでの工場設置を検討していると明らかにした。設置先としてはベトナム、マレーシアや、インドなどが候補に挙がっているとされる。キャッチャーを巡っては、中国工場を売却するとの市場観測も浮上しており、サプライヤーの生産地を分散しようとするアップルの意向が働いているとみられる。6日付電子時報が報じた。

 2018年に米中貿易戦争が発生して以降、アップル製品の組み立てメーカーや部品メーカーの多くは中国の生産ラインを東南アジア、台湾、米国、メキシコなどに移転してきたが、キャッチャーによる生産移転はこれまで伝えられていない。

 キャッチャーの工場は中国の江蘇省蘇州市、泰州市、宿遷市にあるほか、台南市にも3基を保有する。観測によると、蘇州工場は中国の立訊精密工業(ラックスシェア・プレシジョン・インダストリー)に売却し、泰州、宿遷工場は香港上場の瑞声科技(AACテクノロジーズ・ホールディングス)などが買収意向を示しているようだ。