ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

KTVの星聚点、年初来143人解雇


ニュース 商業・サービス 作成日:2020年5月6日_記事番号:T00089815

KTVの星聚点、年初来143人解雇

 台北市政府労働局は、カラオケボックス(KTV)の星聚点が3、4月に従業員計110人を解雇し、年初来の解雇者数は143人に達したと明らかにした。6日付工商時報が報じた。

 同局は、星聚点の従業員数は約480人だったと説明。大量解雇労工保護法によると、従業員数が200人以上、500人未満の企業が60日以内に全従業員の4分の1以上を解雇するか、1日で50人以上を解雇する場合が大量解雇に当たるため、星聚点の措置は大量解雇には相当しないと指摘した。ただ、解雇者数が多く、同社は解雇を避けるために「減班休息」(景気を理由とした労働時間削減。いわゆる「無給休暇」。実際には有給を含む)を実施しているはずのため、同社に書簡で説明を求めたと明らかにした。

 同社の元従業員は、4月から労働時間削減を実施するとの通知が3月末にあり、5月まで解雇することはないと伝えられていたが、4月に解雇され、解雇手当は12回分割で支払うと言われたと明らかにした。

 同局は、解雇手当は原則として離職後30日以内に全額を支給しなければならないため、今月4日に労働検査を実施したと説明した。