ニュース 電子 作成日:2020年5月7日_記事番号:T00089827
DRAM最大手、南亜科技(ナンヤ・テクノロジー)は6日の董事会で、今年の設備投資を157億6,000万台湾元(約560億円)へと、2月時点の92億元より71.3%引き上げることを決めた。前年の2.9倍だ。主に自社開発の10ナノメートル製造プロセスの試験生産ライン設置に充てる。7日付経済日報が報じた。
証券業界は、南亜科技の10ナノ試験生産の加速は、DDR4 DRAMの自社開発成功でサーバー向けに再参入を果たし、パソコン向けでも大手顧客の評価を得ているためと指摘した。
南亜科技は3年前に、米マイクロン・テクノロジーと合弁だった華亜科技(イノテラ・メモリーズ)の株式をマイクロンに売却した当時、マイクロンから1x(16~19)ナノプロセスのライセンス供与を受ける選択肢がありながら、自社での10ナノ開発を開始した。1A製品の生産に成功し、今年1月に自社開発をマイクロンに通知した。
南亜科技の10ナノは、メモリーセルの微細化に応じてA、B、Cの3段階があり、1Aは今年下半期に試験生産する予定だ。1Bは開発を開始しており、2022年に試験生産する予定だ。
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