ニュース その他分野 作成日:2020年5月7日_記事番号:T00089843
行政院主計総処が6日発表した4月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比0.97%下落と3カ月連続で下落し、下落率は世界金融危機の影響を受けた2009年12月以降で最大だった。主計総処は、国際原油価格の大幅な下落が主因で、デフレの懸念はないと指摘した。7日付工商時報などが報じた。
国際原油価格下落に加え、新型コロナウイルス感染拡大による需要減少が重なり、交通・通信類は前年同月比8.56%下落、このうち燃料費は35.5%下落した。いずれの下落幅も、比較可能な1982年(統計開始の翌年)以降で最大だった。
この他、感染拡大で個人消費が低迷し、宿泊費は前年同月比15.44%下落と、比較可能な82年以降で最大の下落幅だった。台湾域内の団体ツアー費は4.6%下落した。また、外食費は1.02%上昇と、13年9月以降で最小の上昇率だった。
主計総処は、国際原油価格は4月に一時1バレル当たり12米ドルまで下落しており、短期間で60米ドルまで回復することが見込めないため、CPIは今後数カ月下落が続くと予測した。ただ、下落幅は縮小するとみている。
WPI、12カ月連続下落
4月の卸売物価指数(WPI)は、前年同月比10.75%下落と12カ月連続で前年割れとなった。下落幅は09年9月以降で最大だった。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722