マイクロソフト（ＭＳ）は６日、「Surface（サーフェス）」シリーズのノートパソコン「Surface Book 3」、タブレット端末としても使える「Surface Go 2」、ヘッドホン、ブルートゥースイヤホンなどの新製品を発表した。同シリーズを受託生産する和碩聯合科技（ペガトロン）と広達電脳（クアンタ・コンピューター）にとって好材料だ。８日付経済日報が報じた。
Surface Book 3（右上）、Surface Go 2（左上）、Surface Headphones 2（右下）、Surface Earbuds（左下）。テレワーク（リモートワーク、在宅勤務）やオンライン授業向けの需要が期待できる（ＭＳリリースより）
ペガトロンの廖賜政執行長は第２四半期について、新製品と前四半期から先送りされた受注により、コンシューマー向け電子製品や情報通信製品などの出荷台数が、前四半期を上回ると説明していた。証券会社は、アップルの廉価版スマートフォンiPhoneSE（第２世代）の発売もあり、ペガトロンの第２四半期売上高は、前期比で２桁以上成長すると予測した。
証券会社によると、サーフェスのキーボードなどを供給する群光電子（チコニー・エレクトロニクス）の第２四半期売上高は、前期比３割以上の成長が見込まれる。その他、音響部品大手の美律実業（メリー・エレクトロニクス）と康而富控股（康控、CONCRAFTホールディング）も受注増が期待できる。
