蔡英文総統は８日、５月20日の総統２期目就任後も、蘇貞昌行政院長を続投させると表明した。蔡総統は、蘇行政院長就任（2019年１月）直後の家畜伝染病のアフリカ豚コレラ対策、現在の新型コロナウイルスの感染拡大防止と、行政チームと一丸となって台湾を守ることに貢献する「護国院長」を持てて台湾は幸せと、蘇行政院長の手腕をたたえた。▽新型コロナウイルス対策▽経済振興▽市民生活▽改革の深化▽均衡ある建設──といった重要課題が待ち受ける。中央社電が伝えた。
蘇行政院長（右）について、蔡総統（左）は、市民の支持、洞察力、能力があり、今後４年も「私の最高のパートナー、最良の執行者」となると確信していると評価した（８日＝中央社）
蘇行政院長は７日、慣例に従い、蔡総統の１期目満了時に内閣総辞職すると表明していた。蔡総統の続投要請を受け、蘇行政院長は８日、初心を忘れず全力で取り組むと表明した。
蔡総統74％・蘇院長68％の満足度
民進党寄りのシンクタンク、新台湾国策智庫が７日発表した施政満足度調査によると、蔡総統の満足度は74.5％で、昨年12月の調査時より22.7ポイント上昇した。不満足度はわずか13.8％で、21.1ポイント下落した。蘇行政院長の満足度は68.9％と20.2ポイント上昇、不満足度は21.4％と14.1ポイント下落した。
