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台湾微脂体の抗がん剤、米で臨床試験


ニュース その他製造 作成日:2008年7月22日_記事番号:T00008987

台湾微脂体の抗がん剤、米で臨床試験


 バイオ医薬品メーカーの台湾微脂体(タイワン・リポサム、TLC)はこのほど、3年間をかけて開発に取り組んできた抗がん剤「リポテキャン」が米食品医薬品局(FDA)から人体臨床実験の実施を認められたことを明らかにした。また、同社は保険調剤薬局チェーンの日本調剤に対し、改良型血管用医薬品「プロフロー」の販売代理権を与える契約を結ぶ。22日付経済日報が伝えた。

 リポテキャンは植物性原料を使用した抗がん剤で、製薬業界では米ファイザー、英グラクソ・スミスクラインが同様の医薬品で毎年合計18億米ドルを売り上げている。台湾微脂体はジェネリック医薬品(後発医薬品)として、成分構造を改良した独自製品のリポテキャンを開発し、6月にFDAから人体臨床実験の実施認可を受けた。

 プロフローは日本調剤が展開する調剤薬局を通じ販売される。過去に日本の大手製薬会社を通じて販売されており、2006年には3億米ドルを売り上げた。日本調剤を通じた発売は2010年の予定で、年60億台湾元(約211億5,000万円)の売り上げを見込む。