ニュース 自動車・二輪車 作成日:2020年5月12日_記事番号:T00089904
自動車大手、裕隆汽車製造(ユーロン・モーター)は11日、自社ブランドの納智捷汽車(ラクスジェン・モーター)の「S3」「U5」向けLCプラットフォーム技術を、傘下で研究開発(R&D)を手掛ける華創車電技術中心(HAITEC)が、中国・東風汽車集団との合弁、東風裕隆汽車から25億5,500万台湾元(約92億円)で取得することを董事会で承認した。東風裕隆の持つ最後の技術資産の移管により華創車電に技術資産を集約することで、電子機器受託生産サービス(EMS)の鴻海精密工業と設立で合意している合弁会社での電気自動車(EV)開発を加速させる。12日付工商時報が報じた。
観測によると、裕隆はラクスジェン事業の中国からの撤退も視野に、中国側との協議を進めるものとされる。東風裕隆は近年、販売不振により赤字続きで、裕隆は昨年末に関連損失244億元を一括計上していた。
華創車電が鴻海と設立する新会社では、「オープンプラットフォーム」方式によりラクスジェンなどから新モデルの開発を受託するとされる。LCプラットフォームでは「S3」「U5」でEVモデルの開発経験がある。華創車電はこの他、次世代スポーツ用多目的車(SUV)「MBU」向け最新モジュール化プラットフォームのMプラットフォーム、フランスのマトラから購入した「M7」、「U7」、「U6」、「URX」など中型車以上向けのプラットフォームを擁する。
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