ニュース その他製造 作成日:2020年5月12日_記事番号:T00089907
アパレル受託生産大手、儒鴻企業(エクラット・テキスタイル)の洪鎮海董事長は11日、二大顧客のナイキ、ルルレモンの第3四半期の受注削減幅が3~4割に達するとみられるほか、他の一部顧客で支払いが2~4カ月遅れており、今後の受注状況が全く見通せないと述べた。新型コロナウイルス感染拡大を受けた欧米での封鎖措置による販売停滞、東京五輪など国際的なスポーツイベントの延期・中止で、在庫が積み上がり、受注が急減している。12日付工商時報などが報じた。
洪董事長によると、ナイキは第2四半期の発注削減幅を2%と通知していたが、実際には38%引き下げた。第2四半期は4月が谷底のマイナス成長とみているが、状況の変化が激しい。在庫消化は第3四半期まで及ぶ可能性がある。航空貨物運賃が4倍に値上がりしており、新製品開発にかかる輸送コストが増加している。
同社はまた、下半期にベトナムで外部委託先2工場を追加する計画を先送りすることを決めた。インドネシアの新工場計画については、第1段階で予定していた生産ライン120本設置を、半分の60本に削減する。
同社の第1四半期純利益は、前年同期比22.6%減の6億9,600万台湾元(約25億円)で、過去3年で最低だった。4月連結売上高は、前年同月比26.9%減の14億9,000万元で、過去6年の同月で最低だった。
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